東京・代々木上原にある「東京ジャーミイ」は、日本では数少ないトルコ系のモスクです。

信者でもないのにモスクに入って行っていいのだろうか?
という疑問を持つ方もいるかもしれませんが、仏教寺院やキリスト教会と同じく、誰でもウェルカムだそうです。

美しいアラベスク模様やカリグラフィが施された内部は圧巻です!



異国の宗教に敬意を払い、入堂のマナーを守りつつ、足を運んでみませんか?


宗教については、それぞれ受け止め方も違うと思いますが、


私は宗教を通して、信仰する人たちの生活習慣、絵画や音楽などの芸術・文化がより深く理解できるかな?と思っています。

日本人は様々な宗教の文化をイベント的に取り入れるのが得意な国民であることは、ハロウィンの盛り上がりから見てもわかりますね!


そうはいっても、日本ではまだその他の宗教に比べて接点が少なめのがイスラム教ではないでしょうか。


空港や都心の宿泊施設などでは、2020年の東京オリンピックに向けて、イスラム教の方のための祈りの部屋を用意し始めていることから、少しずつですが彼らの習慣を目にすることも増えてきました。


今回は、そんなイスラム教の人々が集まる代々木上原のモスク、私達も見学可能な「東京ジャーミイ」についてご紹介します!


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東京ジャーミイとはなにか?



「ジャーミイ」とはトルコ語で、一日5回の礼拝が行われるモスクのことを表します。

現在、世界には約16億人のイスラム教徒がいると言われており、その数は人口全体の約23%になります。
日本でのイスラム教徒は20万人くらいと言われていますが、正確な数字はわかっていません。



日本に最初にモスクができたのは、1917年のロシア革命時、ロシアや満州から避難してきたイスラム教徒が日本での祈りの場所を求め、日本政府の協力も得て代々木上原にモスクを作ったのが始まりです。


初期のモスクは木造だったそうですが、一度老朽化で取り壊され、その後トルコ全土からの寄付金やトルコ政府からの援助により、現在の姿に再建されました。


この美しい内装、外観を仕上げたのは、トルコから派遣された職人たちでした。


日本とトルコの共同作業により完成したモスクには、美しいアラベスク模様やカリグラフィが施されており、階段一つとっても大理石の装飾が見事な建築物です。

 

意外!?モスクは、国も宗派も関係なく歓迎してくれる



信者でもないのにモスクに入って行っていいのだろうか?
という疑問を持つ方もいるかもしれませんが、仏教寺院やキリスト教会と同じく、誰でもウェルカムだそうです。


1階のトルコ文化センターではトルコの民芸品の購入などもできますし、土日・祝は、14:30から日本語ガイドもあります。


ただし礼拝場内では男女とも腕や脚が出ない服装をすること、女性はスカーフをするなど、服装には気をつけましょう!


ちなみに女性がスカーフを着用するのは、聖母マリアがしているからという説明を受けました。


イスラム教に聖母マリアの話が出るのは不思議に思う方もいるかも知れませんが、イスラム教もキリスト教も、唯一絶対の神から啓示をうけた預言者(イスラム教の場合はムハンマド、キリスト教の場合はキリスト)の言葉を信じています。


イスラム教徒にとっては同じ神が語りかけた者として、神の子としてではなく預言者としてのキリストを生んだ母、マリアを敬っているのです。


マリア[イスラム教での名前はマルヤム]の神への信仰の深さはイスラム教の女性の規範となっているので、スカーフも着用するなら、(それだけではない、いろんな事情はありますが)闇雲に女性差別や宗教活動だと言って禁止する海外のニュースなどを見ると、ちょっと違うのでは?と個人的には考えます。

イスラム教の祈り



私達が見学可能な時間は上記のとおりですが、一日5回の礼拝のために、朝5時~6時半までの間も開いているそうです。


イスラム教の礼拝は、家でも外でも、祈る本人が清潔な状態であればいいそうです。


企業や公共施設などでも祈り専用の部屋を用意し始めていますが、手や顔、足を洗うことや礼拝の時間帯も細かく決まっているので、どこでもいいと言っても、やはり専用の部屋がある方がいいのだろうなと思いました。

 

一日5回の礼拝時間

  • 明け方から日の出まで
  • 正午から昼過ぎまで
  • 昼過ぎから日没まで
  • 日没直後
  • 就寝前

さらにイスラム教にとっては金曜日は聖なる日なので、集団で礼拝を行います。


金曜礼拝は土日の14時半から行われていますが、このときは男女別で祈ります。


男性が1階で礼拝、女性は後方か2階。2階は女性専用の祈りの場になっています。
礼拝の際は、隣の人と肩がぶつかるくらいの距離で行うため、男女が隣り合わせだとお祈りに集中できないため、男女別になっているそうです。



知れば納得な理由があったり、自分の中にもイメージだけでちょっとよくわからない宗教、という考えがあったのだな、と思ったり。


美しく荘厳な装飾の一つ一つにも意味があって、ここでどれだけの故郷を離れた人たちが寄り添い祈りを捧げてきたんだろう、と思うと、イスラム教徒でなくてもとても神聖な気持ちになりました。



私が訪れた日は平日の夕方だったので人は少なかったのですが、礼拝場内ではお祈りをしている方がいるので、できるだけ静かに鑑賞しました。

礼拝の見学も可能とのことですが、その際は後方で静かに座っての見学になるそうです。

とてもフォトジェニックなモスクですが、礼拝中や礼拝している方の写真撮影はNG、マナーを守り敬意を払いつつ見学したいですね。


https://tokyocamii.org/ja/

一般見学時間 10:00-18:00


□ライター Aromariage フラワージュエリー作家

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